カテゴリー「荏原病院(東京都大田区)」の記事

2007年9月12日 (水)

脳梗塞の救急とMRI

  • MR(磁気共鳴コンピュータ断層撮影)にはいろいろな撮像法がありますが、その中で拡散強調画像(diffusion-weighted imaging:DWI)は脳虚血超急性期の組織障害(細胞性浮腫)の早期検出に有用で、心原性塞栓による脳梗塞(心原性塞栓症)では発症30分から1時間程度で信号変化(画像上の色の変化)が出現しえます。発症から数時間しないと信号変化が出現しない、同じMRのT2強調画像と比較しても早期に異常を検出できますし、CTの「脳梗塞の早期CTサイン」と比較しても鋭敏で、明瞭に虚血病変を検出します。
  • ただし、MRは磁場環境(おおきな磁石)の中での検査なので、ペースメーカーを装着されている方は検査を受けられませんし、検査前に多くのチェック事項があります。操作者も細心の注意を払う必要があり、撮像には技術の修練が必要です。日本はMRの普及台数が多いのですが、それでもCTほど多くはなく、検査時間も要することから、ほとんどが予約検査です。したがって救急ベースで、24時間(とくに時間外、夜間)、緊急対応が可能な施設は限られています。
  • 脳虚血超急性期の診断におけるMR拡散強調画像の有用性は、臨床経験から認知されています。しかし、本当に治療成績や予後に寄与するかについては十分なエビデンス(臨床科学的な証明)が確立されていないのも事実です。安全かつ有効な緊急MR検査法確立のために、日本ではMR撮像と診断の標準化のガイドラインの作成や血栓溶解療法におけるMRの診断の有用性の多施設共同研究が現在進行中です。

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2007年9月13日 (木)

荏原病院放射線科における緊急MRI (連携医、一般の方へ)

TIME LOST IS BRAIN LOST

”脳梗塞は発症から時間が経つほど脳の機能は失われる”

荏原病院(東京都大田区)では、MRI検査が必要な救急症例には、24時間体制で緊急MRを施行しています(もちろん、CTも24時間救急対応です)。とくに脳血管障害のチーム医療体制(総合脳卒中センター;stroke unit SU)があり、放射線科もその画像診断部門を担っています。脳虚血超急性期症例はほとんどが緊急MRIの適応になります。残念ながら、放射線科専門医は少なく、時間外勤務はしていませんが、MRを操作できる診療放射線技師、頭部救急MRの診断ができる神経内科医、脳神経外科医が時間外も対応しています。

  • 脳卒中発生に対して荏原病院総合脳卒中センター専門医療スタッフが専用電話を携帯して救急隊や連携医療機関からの要請受け入れのため24時間体制で待機しています。  
  • 脳卒中専用電話:03-5734-7100(この電話は救急隊及び医療機関専用です。一般の方は03-5734-8000(代表)へ。)
  • 現在荏原病院放射線科には、MRI装置が2機(3.0テスラ装置1機、1.5テスラ装置1機、Siemens)あります。3.0テスラ装置には最新の32チャネルコイルを装備しています。いずれも全身撮像仕様です。

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荏原病院放射線科における画像診断を通じた医療連携 (連携医向け)

荏原病院では平成6年度の開院以来、地域医療連携に重点をおいて診療を行っています。放射線科でも直接、画像診断を通じた医療連携を実施しています。MRI、CT、核医学検査、単純撮影、マンモグラフィ、消化管造影など外来で可能な検査を実施しています(血管造影など入院を要する検査については、内科や外科などに紹介していただいてからになります)。医療連携を通じた画像診断の社会的意義は1.高額医療機器の有効利用、2.機器の台数に対して不足している放射線科専門医による検査法の管理と診断、にあり、連携医は高額医療機器に投資することなく、放射線科専門医による検査、診断を受けることができます。

画像診断連携の流れは1→5です。(青;連携医、赤;受診者、黒;荏原病院放射線科医)。電話予約方法などは一度、荏原病院のホームページhttp://www.ebara-hp.ota.tokyo.jp/をご参照ください。

放射線科受付電話番号は 03-5734-7062 です(月-金 0830-1715  土 0830-1200)。

  1. 連携医から荏原病院放射線科受付に電話予約(*下記注) 
  2. 検査当日に紹介状を持参し、検査受診 (検査内容は放射線科専門医の指示による)
  3. 検査終了後、放射線科専門医による診断→画像診断報告書作成
  4. 検査当日にフィルムもしくはデータと画像診断報告書を受け取る
  5. 逆紹介され、主治医である連携医が画像診断の結果をあわせて診断、病状の説明をする**。
  • 荏原病院へは、検査当日1回のみの来院、受診で済む
  • 原則、検査後即日にフィルム(データ)と報告書を持ち帰る(解析に時間を要するときは後日)
  • 全例、逆紹介され、主治医から説明を受ける(病状を一番わかっている、かかりつけ医から説明を受けることが出来る)
  • 診断の結果、緊急を要するときは、放射線科医から説明、専門科へ受診(脳卒中センターなどへ)
  • 緊急検査の要請についても出来るだけ対応しています。

一般の方へ

  • * 検査の申し込みと予約は患者さんご本人から直接はお受けできません。検査はあくまでも主治医の指示、依頼に基づくもので、かかりつけ医、主治医からの依頼、予約が必要です普段より、ご自身のかかりつけ医をもつことをお勧めします。連携医とは荏原病院と特別の契約がいるわけではなく、来院可能な医療圏の医師の方なら、標榜科をとわず、受け付けております。
  • ** 画像診断の結果説明は、原則、依頼した連携医(主治医、かかりつけ医)から、画像診断報告書にもとづいて、行っていただいています。病状の総合判定は画像診断の結果のみならず、他の検査結果、診察所見などを総合して判定する必要があるためです。

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2008年8月 6日 (水)

MR、CT検査の予約待ちでお困りの方、紹介先にお困りの方

荏原病院放射線科ではできるだけ早急に検査ができるよう取り計らいます。院内のみならず、画像診断を通じた医療連携も行っています。特定機能病院(大学病院)などで、予約待ち時間が長く(たとえば1週間以上も先で)お困りの方や主治医の先生は、よろしければご依頼ください。

主治医(かかりつけ医)からの紹介状(診療情報提供書)および、主治医もしくは病院担当事務の方から直接の予約電話が必要です。

荏原病院放射線科受付 03-5734-7062(放射線科直通)

専門医による撮像プロトコール管理と診断を行っています。30分前後の検査時間をとりますので、詳細な撮像を行います。頭部MRでは全例に拡散画像とMRAを施行します。テンソル画像やMRSなど専門的な画像法を可能です。全身あらゆる分野に対応します。画像診断報告書と画像(ビューア機能のあるCDもしくはフィルム)をお渡しします。

脳血管障害救急は24時間受入れ体制

脳卒中発生に対して荏原病院総合脳卒中センター専門医療スタッフが専用電話を携帯して救急隊や連携医療機関からの要請受け入れのため24時間体制で待機しています。  

  • 脳卒中専用電話:03-5734-7100 (この電話は救急隊及び医療機関専用です。一般の方は03-5734-8000(代表)へ。)

現在荏原病院放射線科には、MRI装置が2機(3.0テスラ装置1機、1.5テスラ装置1機、Siemens)あります。3.0テスラ装置には最新の32チャネルコイルを装備しています。いずれも全身撮像仕様です。

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